捺染ならPSガムパウダーNを水で溶かして元糊を作り、ロンガリットCを加えた抜染糊を生地に塗布し、抜染(脱色)模様を作ります。但し下地の染料によって抜け方がまったく違うので事前確認が必要です。
木綿・麻用の染料では、リアック・ハンノール・レマゾール等(反応染料)や、シリアス(直接染料)で染めたものはおおむね抜染できます。スレン・ネオスレンやナフトールで染めたものはまったく抜けません。
絹・羊毛をデルクスの酸性タイプで染めたものはおおむね抜染できますが、同じデルクスでも含金タイプのものは抜け難くなります。
ポリロンやカチノン等の化繊用染料は抜染できません。
水75ccに対し25gのPSガムパウダーNを混ぜ合わせて元糊にします。その元糊の1〜2割のロンガリットCを量り、同量程度の水で練り、湯煎して溶か
してから元糊に加えて抜染糊を作ります。その糊を型紙の上からヘラで糊置きし、乾燥後スチームアイロンで蒸気を与えれば白く抜けます。